厚真町では、国の制度に先んじて小学校での外国語活動・英語学習を取り入れてきました。今から10年以上前の平成24年度からは教育課程特例制度を活用し、小学校低学年から外国語に親しむ活動を取り入れ、教育活動全体の中で英語の授業時間数を増やしています。文部科学省が毎年公表している英語教育実施状況調査でも、令和元年度の中学3年生の英検3級相当以上の割合が全国平均が44％であったのに対して、厚真町は81％という高い結果を示しています。

 

「英語教育」でも小中一貫の取り組みを進めており、令和4年度から始まった「イングリッシュキャンプ」では、小学校から続く英語教育の実践の場として位置づけています。

入国審査やレストランでの注文など、実際に外国を訪問した際に想定される場面やミッションを再現します。また、カヌーなどのアウトドアアクティビティを外国人と一緒に体験することを通して、意欲的にかつ、英語で伝える楽しさを知るきっかけづくりを行っています。

 

また、特色ある英語教育活動には「Atsuma PR学習＝APR」もあります。小学校、中学校の両方でたくさんの外国人ゲストを招き、1対1で英語を使って厚真町のよいところをプレゼンテーションする機会を設け、英語でのコミュニケーション力の向上を目指しています。

 

英語学習を通じて、「伝える」ことの大切さと多様な文化に触れる機会づくりを行っています。